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条件反射制御法との出会い

      2016/12/31

K’sセラピールームの片山です。

人付き合いが上手くできず、生きづさを抱えて生きてきた僕ですが。
患者さんにとってはまったく失礼な話かもしれませんが、自分が救われるためにやってきた部分も多くあったと思います。
もちろん、仕事は真面目にしてきましたよ(汗)。

特に依存症は「生きづらさの病」と言われることもあり、生きづらさを治す(治らないことの方が多いが)その、かかわりの中で自分を見つめ、自分の生きづらさに気づき、自分の生きづらさを修正するという日々でした。
精神科病院内の依存症治療の大きな役割は、自助グループ(回復のためのグループ)へのつなぎぐらいしかなく、はっきり言って誰がやってもだいたい同じです。
僕もある程度、生きづらさもなくなり、仕事も代替可能なものであるなら、もう、ここにいる理由もないと感じていました。
まあ、マンネリですね。その時点で、8年も同じ仕事をしてきたので。

そんな、ある日です。
やはり、河本先生に「条件反射制御法という治療ができました。しっかり学んできなさい」と言われました。
河本先生が、学んでくるようにいうなんて珍しいこともあるもんだと思って気合を入れて研修に行きました。

その日は、忘れようもない2011年3月11日です。
そう、ちょうど、東日本大震災があった日です。
いろんな意味で、忘れるわけがないですね。

条件反射制御法は下総精神医療センターの平井愼二 医師が作った治療法です。
今まで、理解不能だった患者の行動が条件反射という言葉とともに、それらが符合し、合致していくのを感じました。
アルコール依存症者が夕方に欲求が強くなるのも、
夜中に急に帰ると言い出すのも、
泣きながらお酒をやめたいと言っている人がお酒をやめられないのも、
自分の中に神と悪魔がいると言っていた薬物依存症者も、
それらの症状がその人その人で微妙に違うのも、
すべては条件反射のせいだったのかと思いました。

また、臨床では、ずっと依存症者の飲酒欲求や薬物欲求、渇望は生涯治らないと言われてきました。
それが、条件反射制御法を使えば、生涯治らないとされていた、渇望が治る、渇望を消すことができると教えていただいた。
今まで、一生懸命かかわってきたけど、無力でした。
多くの患者は無念のうちに死んでいきました。
逮捕されたものも多くいました。
そんな、依存症という強大で、困難な病気に対して、戦える武器をやっと手に入れた気がしました。
そして、僕はまだ依存症病棟でできることがあると思えました。

そして、地震へとつづく

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