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エビデンスベースドメディスン

      2016/12/31

こんにちは、K’sセラピールーム片山です。

EBM(エビデンスベースドメディスン)という言葉があります。日本語訳にすると、科学的根拠のある治療となると思います。そんな、当たり前のことをと思いますよね。ほとんどの人が、病院、精神科、心療内科に行けば、最新の精神科医療を受けることができると思っている。そして、行けば治るぐらいに思っているのではないでしょうか。盲目的に(汗)。

では、現代の精神科医療において、科学的根拠がある治療とはなんでしょうか?様々な分野、基礎研究、精神分析学、脳科学、心理学、行動分析学などなどありますが。治療となると、薬物療法と認知行動療法、この2つに集約されていると言ってよいのではないでしょうか。特に、日本の精神医療においては、薬物療法がその中心に、ドンっと鎮座しておりますね(汗)。

まず、薬物療法について、私見を述べると。そもそも、僕は依存症の専門家であり、依存症の治療において、薬物療法は効果がないというのが長年の定説です。

近年でこそ、依存症治療において、効果的な薬物が開発されつつあります。例えば、ニコチン依存性に対するチャンピックスであるだとか、アルコール依存症に対するレグテクトであるとか。これらは、それぞれの物質の欲求を抑える薬です。他にも、海外では、飲酒をコントロールするための薬であるとか、覚せい剤の欲求を抑える薬などが、すでに開発されています。それ以外にも、禁断症状である、イライラ感、焦燥感に対する薬であるとか、同じく、禁断症状である不眠に対しての睡眠導入剤であるとか。依存性に対して、そのように薬物療法を使った回復のアプローチも増えてはきています。

しかし、依然として、依存症治療の中心にあるのは、入院中は認知行動療法という心理療法です。そして、自助グループといわれる回復支援団体へ繋げ、そこでミーティングと言われる語り合いの中で回復するとされています。バッサリ言ってしまうと、やはり、昔も今も、依存症を治す薬はないということです。

そういった環境にずっといたものですから、僕としては、薬では治らない病気があるということは普通のことなのです。しかし、中には薬が効かない病気は病気ではないとする精神科医もいるのです。まったくエビデンス(科学的根拠)がない精神科医も中にはいるのです。間違っても、僕の知り合いや友人の医師にはそのような人はいませんよ(汗)。
一般人の人の理解もそんなものかもしれません。でも、それは偏見というものです。そんな文句はWHO(世界保健機構)にでも言ってください(笑)。

繰り返しますが、今後は分かりませんが、現在使われている薬では治らない病気があること。薬物療法が効かない病気があるということです。では、他のアプローチをしなければいけませんね。

EBMの話はつづく

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