愛とイネイブリング その2
2019/03/03
K’sセラピールーム、片山です。
岡山で民間のメンタルヘルスの治療院をしています。
最近、書いてきたことは、共依存は束縛的な愛と言える、イネイブリングは甘やかしの愛と言えるということです。
もう少し補足すると、共依存は支配的なので、比較的、愛ではないなと理解しやすいのですが。イネイブリング、甘やかしの愛は親も子も気づかない。指摘したら、怒るので、伝え方が非常に難しく、より、厄介です(汗)。
僕の家も父親は仕事と酒で関心がなく、母親は完全なイネイブラー(イネイブリングする人)ですが。僕自身も、それが愛情だと思っていた時期がありましたから。なかなか、この愛の呪縛ともいうべきものは厄介です(汗)。
イネイブリングは真綿のような愛です。親がイネイブラーであるなら、子供の生きる力を奪います。
僕のところには、なぜか保育士をされている方がたくさん来ますが、そういう親が最近増えてきたという話をよく聞きます。コケて、擦り傷ができてしまい、そのことを保護者に怒られるとか。やっと自力でたった子供にこけないように、親が、ずっとついているとか。
いやぁ~保育士も大変でしょうけど、親も大変でしょうね(汗)。
我が子が、怪我をするのを恐れての行動でしょうけど、一言だけ、言わせてください。「きりがないですよ」。
ひょっとして、ゆとり世代や引きこもりもイネイブリング、真綿のような愛の産物ですかね(汗)。
イネイブリング行動をやめるということは、「怪我をすることを覚悟しましょう」ということかもしれませんね。
依存症の場合はイネイブリングをやめるということは、死ぬこと、警察に捕まることなどを覚悟するということです。
手を出すことよりも、出さないことのほうが、よっぽど苦しいことかもしれませんね。
さて、そろそろ締めないと(汗)。
最後に、僕の師匠の言葉を引用させてください。ある研修会において、依存症の回復にとって、イネイブリングが妨げになるのなら、病院や医療者はなんの為にいるんですか?との質問に対して、
「病院や医療者がおこなう行為はすべて、イネイブリングである」
胸に迫る、良いセリフです(笑)。
でも、訳がわからなくなりましたね(汗)。イネイブリング(尻拭い、甘やかし)は良くないという話をしていたのに。医療はすべて、イネイブリングであると師匠は言った。
さて、その真意とは?次回に続くです。
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