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精神病院は病気を治す場所ではない

      2020/06/23

4年前、僕が病院を辞めた時、僕の師匠の精神科医にも連絡を入れました。すでに、師の先生は病院を辞めて、関東の有名な病院に行ってしまっていたので・・・

その時、病院を辞めたこと、カウンセラーになることは良いことだと仰っていただけました。加えて「病院は病気を治すところじゃないからな」とも言われました。

その言葉にはいささかショックでしたが・・・僕が病院を辞めた理由もそのためですし・・・「精神科病院は病気を治す場所ではない」このことを悟るのに僕は20年もかかったのか・・そう思いましたね。

 

精神科・心療内科に勤務している人。あるいは、精神科・心療内科に通院している方々は僕の言っていることが分かるでしょう。

それ以外の、生きづらいとか、精神的に苦しくて・・良い心療内科を探しているという人は、「病院は病気を治すところじゃない」という言葉を見ていささかビックリしているかもしれませんね。

だって病気を治すのが医者で、病院であるというのは一般的には常識でしょうから。

風邪をひいたら病院に行きます。癌になったら病院に行きます。治してもらうためです。そういう感覚です。

そういう感覚は精神科・心療内科の病院、精神科医ならびに、そこで働く人たちにはないという話です。しかも、それが常識としてあるという話です。「回復させる」「回復する」という感覚を持った人は、精神科・心療内科にはほぼいないと僕は思っています。

 

僕が精神科勤務してきた20年間、精神疾患に対して「治します」とか「治ります」と言った医者は下総精神医療センターの平井医師しか見たことがありません。

 

ちなみに、公的な、広告・新聞、TV、雑誌などの媒体で「治る」とか「回復する」という言葉を使っていいのは「病院」や「医者」だけです。僕みたいな医者でもない人間が公的な場所で「治る」とか言ったら詐欺に当たるんですよね(実際に治しているんですけどね・・)

病院は、治してくれる場所。医者は、治してくれる人。それは世間では常識なのです。

 

しかし、その常識は、こと精神科においては通用しないのですよね・・

なぜ、そんな事になっているかというと。

精神病は慢性期疾患だからです。先ほどの例だと、風邪なら症状を抑えて、自然治癒もするでしょう。癌なら、外科的な手術などを使って癌細胞を除去するという方法を使うことで回復するでしょう。

慢性期疾患、糖尿病とか、肝硬変とか・・そういう慢性期疾患を「治る」とは言わないですよね。せいぜいが症状の進行を抑える、とかね。慢性期疾患は抑えつつ「共に生きる」という感じかと思います。

 

精神病も、まさに薬で症状を抑えつつ「病と共に生きる」という認識が、精神科で働く、医師、コメディカルの共通認識かと思いますが・・いかがでしょうか?

実際に、僕も長らく「病気の人と共に生きる」そのように思っていましたからね・・・

・・ということで精神病院および、心療内科は、病気を治すところではないという話でした。

でも、僕も長らく精神科の病院で働いてきたものですので・・・やはり、病院は病気を治すところであってほしいです。遠くない未来、日本の精神科病院、心療内科が精神病を治してくれるところになってくれたら嬉しいですね・・・。

それが、僕の夢。悲願ではあるのですが・・・

 

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