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考えが変わっても病気は治らない

      2020/07/04

 

ベックの認知療法は、

自動思考のある人、認知が歪んだ人の考えを修正することによって病気が治るとする治療方法です。

 

さて、考えが変われば、その人は変わって、病気が治るのでしょうか。

答えは「治りません」です。

なぜ、僕が、そう言い切れるか。まず、ずっとかかわって、見てきたからです。
自動思考の人を、認知が歪んだ人をです。もっとも端的で、分かりやすい、それらを依存性といいます。

依存症は、依存行動に、依存物質にとらわれて、認知が歪んだ人々です。
まあ、一般によく、そう言われます。精神科に入院して、家族が横で泣いていても「自分の金で薬・酒をやって何が悪いんなら。お前らには迷惑をかけてない」などと平気な顔で言いますからね。

特にタチが悪いのはギャンブル依存症で、借金を何千万としようと、本人は痛くも痒くもないですから。
話をしていても、どこか、人ごとのように一見、見えてしまいます。依存症の人って、サイテーですね。

こういった、依存症者の言動を額面通りにとってしまうと、依存性という病気の本質を見誤ってしまいます。
依存症、そのメカニズムについては、また、今度です。

しかしながら、中には、会話が通じる人もいて(笑)、
「私は最低です。必ず、薬・酒をやめますから」と涙を流す依存症者もいます。

また、2、3ヶ月の入院の間に、考えがどんどん変化していき、

「自分を見つめ直し、自分がどれだけの迷惑を家族に、社会にしてきたか、やっと分かりました。金輪際、薬。酒はやりません」

と言いながら退院していく人もいます。
では、その人たちが必ず、薬も酒もやめれたかというと、ほとんどがやめられません。反省・後悔が足りなかったんですかね?

毎日、毎日、一生懸命、話をして、説得をして、退院の時には、固い握手をして、涙を流しながら
「お世話になりました。もう二度とこのようなことは致しません。必ず更生します」と言います。

僕も感動しちゃって、涙を浮かべるわけです。
でも1ヶ月後、また酒を飲んで、再入院です。力が抜けるでしょ。

でも、その人は「片山さんを裏切ってしまって、申し訳ありませんでした」と言いながら泣き崩れているんですよ。
その人を、責められます?「これだけのことをしてきて!まだ、反省・後悔が足りないんだな!」とか言えませんよね。

そんなことを10年近く、1000人ぐらい見てきたら、嫌でも気付くでしょ?

この人たちは病気なんだということを。
そして、認知(考え)をいくら修正しても病気は治らないんだということをです。

まだ、納得しませんか?そうですか(笑)。では、また次回へつづくです。

 - 理論

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