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回復には感情の浄化(カタルシス)が必要なのです

      2020/07/19

苦しさからの回復・・という事を考えた時に、それに必ず必要なものがあります。それが感情です。

昔、フロイトという精神科医がいて、ある記録では、フロイトが患者さんの苦しい話をずっと聞いていくと、患者さんの感情があふれ出し・・そこから回復に向かっていったという・・そういう記録が残っています。フロイトは、その回復までの一連のプロセスをカタルシス(浄化)と呼んでいます。

まさに、僕がカウンセリングで目指しているところもこのカタルシスです。僕は、長年、苦しさを浄化する方法をずっと考えて来たのです。

前回のブログでは、精神科や、精神科医は病気や症状ばかりを見て、その人の過去や、苦しさを追わない・・みたいな話だったと思います。

さらに、今回は、精神科や、精神科医は心とか、感情というものを看てくれないという話をしていきたいなと思います。

 

精神科病院や、精神科医が、普段、感情の浄化、カタルシス・・そんなことを考えて苦しんでいる人を診ているか、話を聞いているかというと・・僕は、そこまで意識をして人を診ている人は少ないと感じています。

ましてや、どうやったら感情の浄化(カタルシス)が起こるのか・・その方法とか、手順とか・・まず、考えていない印象です。精神科医によっては、そんなこと考えたこともないという人がほとんどでしょう。

やはり、前回言ったように、精神科、精神科医は病気や、病状の話をするだけ

診察に行っても、今の状態の話を聞いて、それに対して薬を処方するだけ。そんな、嘆かわしい状況だと思っています。

 

でも、それもこれも、現状しょうがないと言えばしょうがないのです。

精神科、心療内科での1回の診察時間は、原則15分ですから・・・。それで、どうやってカタルシスを感じるほど話を聞けるのかと言う話です。15分で話して、泣いて、スッキリする人がいればいいのですけど・・。そんな女優じゃないんだから(笑)って話ですね。

それでも、15分間、話を聞いてくれる精神科医は、まだ誠実だと僕は思っています。中にはひとり1分で診療を終わらせるという話も、僕はよく聞きます。

そうなっては精神療法、カウンセリングというより、ただの薬屋ですね・・。

 

最近では、僕みたいな民間のカウンセラーや、精神科病院、心療内科にも心理士さんがいてカウンセリングをしてくれるようなところも増えてきました。とは言え、諸外国に比べたら、全然、少ない状況だと僕は思います。

でも、カウンセリングをしているからといって、ここでいってきたように、感情の浄化、カタルシスなんて考えたことがないカウンセラーも普通にたくさんいますからね・・。そこらへんは皆さん、HPとか、ブログ、口コミとかをちゃんと読んで判断していただけたらなと思います。

 

カウンセラーでも、精神科医でもいいですけど・・僕たち治療する側というものは「病気」をみるのではなく、ちゃんと「人間」を診てほしいなと思います。「症状」を診るんじゃない「心」や「感情」を診てほしいなと思います。

僕は、精神科の看護師として20年生きてきたので、精神科病院のバックヤードをみてきていますが。ホント、精神科医(看護師でも同様ですが)で患者さんを人間としてみていない人は実に多いですよ。

人間としてみていないから、いつまでも、その人の心も感情も見えない。だから誰も救えないんだと思いますね。

・・なんて、今の社会に対する、ちょっとした愚痴ですね・・

 

とにかく、過去の苦しみを話して、ちゃんと感情を出す。涙でも、怒りでも、すべて吐き出す。というのが回復には大切です。

しかし、ただこれだけのことがどれだけ大変か・・・

これを読んでいる人の多くがそうかもしれませんが・・・自分の苦しさが分からない。感情や心が分からないという人の実に多いことか・・・。

最近、僕は「分からない」ということが一番の症状なのではないか・・と思うようになりました。

ならば、余計に治療者側が、クライエントの感情や心が分かっていないと、とてもじゃないけど回復にまで持っていけないのだろうなと思っています。

 

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