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自己治療 その1

      2020/07/05

 

条件反射制御法を臨床で実践しだして、患者から言われた一言が忘れられません。

「人をモルモットにしやがって!お前だってタバコをやめとりゃあせんがな!」

もちろん、モルモットにしたつもりはないですが。
アルコール依存症の人で断酒後のイライラ、焦燥が強かったとも言えるし、新規的な治療の導入ということで、そう感じたのでしょう。

そうです。
僕もニコチン依存症です。
中学2年の時からですから、かれこれ20年以上タバコを吸ってきました。
立派なニコチン依存症者ですね。

別に患者に言われたから、やめなければならないというわけではないですが、この時、ちょうど結婚し、子供ももうすぐ生まれるというタイミングだったので、そろそろタバコは潮時かなと思い、やめることを決心しました。

 

さあ、条件反射制御法で自己治療スタートです。

まず、第一ステージ、タバコの欲求を止める、ルーティーン作りです。

条件反射制御法ではこれを「負の刺激」と呼びます。
このステージは特に自分の欲求の変化に気づいてなかったと思う。

 

次、第二ステージ、「擬似摂取」という方法をおこないました。

簡単に言うと電子タバコを吸うです。
これも、ルーティーンと同じく、きちんと手順をおこなわないと効きません。
しかし、この頃の僕は、まだ未熟で、手順など守らずに、ただひたすらに電子タバコを吸っていました。

当然、あまり効くわけもなく、3日ほどはのたうちまわるほど苦しみました。
手に汗が出て、額にも汗がにじみました。
治療的には上手くはないですが、1週間ほどで欲求が減っていくのを感じました。
よしっ、このままタバコがやめれるぞと思っていた矢先、電子タバコを紛失してしまったのです。
いくら探しても見つからない。パニックです。

ああ、もうダメだ。諦めて、タバコをコンビニに買いに行こうと思ったとき、ルーティーンを思い出しました。
パッパッとルーティーンをすると、先程までの苦しみがスーっと雪のように消えていくのを感じました。

効くやんけ!

誰も効かないなんて言ってなかったのだが、半信半疑でやっていたルーティーンが効くことに驚きました。
そして、第一ステージが意味があったことも同時に知りました。

この治療は凄い!と体感して感じた瞬間でした。

その後、そのまま無事に禁煙でき、今、禁煙5年目です。
結果論かもしれないが、自分がニコチン依存症でよかった。

患者の苦しみも数十分の一はわかるし、こうやって依存症であったおかげで自己治療でき、条件反射制御法の効果も実感できたのだから。

めでたし、めでたし。とはいきません。
自己治療の道はまだまだ始まったばかりでした。つづく。

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