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治療者としての才能

      2020/07/05

 

メンタルヘルスの治療者としての才能はなんだ思いますか?

こんなことを書いてしまうと、さも僕が才能がある前提、上から目線で書いているように思われるでしょう。
もしくは恥も外聞もないように思われるかもしれませんが、まあ自分のブログなので好きに書かせてください。

僕もたくさんの治療者を見てきたつもりです。
それは、医療職だけではありません。
人を助けるということを生業にしている人達をです。
そういった人達を見てきて共通点があることに気がつきました。

それは、治療者自身が苦しんできた人ということです。

苦しんできたからこそ、その言葉には重みもあるし、クライエントの苦しみに共感できる部分もあると思うのです。
しかし、苦しんでる人が治療者なのは、クライエントにとってはどうでもいい話だし、クライエントにとっては失礼な話なのかもしれません。

僕は、自分の苦しみに向き合い、それを乗り越えてきた人が始めて治療者と名乗れるのではないかと感じています。
まあ、僕自身も例外に漏れず苦しんできたという話なのですけどね。

僕は、依存症病棟で長らく働いてきました。
しかし、そこは同僚の職員も毛嫌いする病気であり、病棟です。
でも、僕は一生懸命、依存症とは何か、そのメカニズムは、どうやったら治るのか、どうかかわるのか、臨床で学び、勉強もしてきました。
当然、患者とも一番深くかかわってきたと自負しています。
同僚から「なんで、そんなに頑張るの?」と聞かれたこともあります。
僕は「患者が死ぬから」と答えてきました。

依存症病棟で働いたことがない人は不思議かもしれませんが、依存症は、特にアルコール依存症は早々に死に至る病です。
他の精神疾患は慢性期疾患で、そこに苦しみはありますが、すぐに死というイメージはないかもしれません。
しかし、アルコール依存症は早く死にます。
突然死、身体疾患を合併して死ぬ、多くがうつ病も合併しますので、自殺も多いです。
ギャンブル依存症者は失踪するし、違法薬物依存症者は犯罪をしたり、逮捕されます。

「次はない。何とか治療したい」という思いで長らくかかわってきたと思います。
しかし、なんでこんなに、僕は頑張ってきたのだろうか?死ぬからといっても、所詮は人ごとです。
病気の前では、ただの一看護師が頑張ったところで無力なものです。
僕が頑張らなくても、代わりなんていくらでもいるじゃないか。

なんで頑張ってんだろう?

もっとそんなことより、人生を楽しんで生きていったほうが幸せじゃないのと思ったものです。
やっと最近、自分はなぜ頑張ってきたのかというこを、あるクライエントの言葉で気づかされました。

つづく。

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