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薬の禁断症状からみえる、回復までの時間

      2020/07/06

 

最近、薬の話を連投していますが、ついでなので、ちょっとめんどくさくて、誰も興味がないかもしれない話でもしておきますか。
読みたくない人は飛ばして下さい。でも、こういう記事の方が時間がかかっているんだよね。

遷延性退薬兆候は(せんえんせいたいやくちょうこう)と読みます。
いきなり飛ばしてますね(汗)。すみません。

遷延性とは長期間ということ、退薬兆候とは薬が抜ける時の症状のことです。
平たく言うと、いっこうに治らない禁断症状といったところですか。

禁断症状も身体離脱症状と精神離脱症状とに分かれます。
遷延性退薬兆候とは精神離脱症状のことです。
単純に、薬が抜けるときに出る症状が禁断症状なのですから、何ヶ月も、何年も禁断症状が続くのは理屈に合わないと思うのですが、どうでしょうか。

遷延性退薬兆候は、頭痛、胃痛、発汗、寝汗、手の震えなどの自律神経症状。怒りっぽくなる、刺激に敏感になる、 焦燥、抑うつなど、気分が不安定になります。
人によっては、人格が変わってしまう人もいます。
これは、僕が言ってるんじゃなくて、遷延性退薬兆候という言葉を作った小宮山徳太郎 先生が論文に書いていることです。

そして、だいたい3~6ヶ月で遷延性退薬兆候、つまり精神離脱症状は落ち着くのですが、完全に気分が落ち着くまでと言ったら、やはり、年単位の時間が必要になってきます。
アルコール依存症の中では、「3年断酒が回復の目安」だという言葉もあります。
僕のイメージだと2年たったらだいたい、正常気分に近いという印象です。

そろそろ、自数的にまとめなくては。
繰り返すと、薬という物質の禁断症状が何ヶ月も、何年もかかるのはおかしいですよね。なぜなのか。

物質によって禁断症状の症状に多少の差はあったとしても、どんな物質の依存であっても、同じような回復の経過をたどります。
当然、スリップ(再使用)しないという条件付きになりますが。

実は、この現象はだいたいの精神疾患の自然回復の目安にもなります。

うつ病、パニック障害、摂食障害・・・。
これも、クライシス(激しく、心乱されるような出来事)がないという条件付きになります。

禁断症状の話から、エライ話になりましたが。人間の行動のメカニズム、いや、生命の行動のメカニズムには法則があるんですね。
不思議ですね。でもそれは、また、次の機会にしましょうか。

しかし、断薬するっていうのは、アルコールや覚せい剤も含めて、ほとんどの場合、死ぬ程の苦しみに何ヶ月、何年も耐えて、耐えて、耐え抜くしかないんです。
その苦しみに耐えられずに、みんなつまずき、元通りになるんです。怖いですね。

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